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株式会社ベーネユナイテッド
 
 
 
  石の素材について

護符や祈祷の道具として、あるいは富や権力を象徴するステイタスシンボルとして、長い歴史の中で常に憧れと共にあるもの。人類の歴史の始まりから、常に人間を魅了し続けるもの。それが宝石。 長く使っても壊れたり変色をしない耐久性を持っていること。なかなか手にすることのできない希少性を持っていること。 性別や国境などを越えた不変の美しさをもっていること。この3つの性質を持つものを宝石と呼びます。

「ダイヤモンド」

4月の誕生石。宝石言葉は「清浄無垢」。人類が誕生するはるか昔。30数億年前に火山活動の影響を受け、地中で生まれたダイヤモンド。 外からの光を内側で分散し、まばゆいばかりの光を放ちます。 ダイヤモンドの語源はギリシャ語で征服されないという意味の「アマダス」。最も硬い物質であるということからきた名前です。 ダイヤモンドを一番初めに見つけたのはインドのドラビダ族といわれ、紀元前4世紀のことといわれています。 インドで護符として使われてきたダイヤモンドは、中世にはヨーロッパの女王たちの身を飾るようになりました。 17世紀にはローズカットなどのファセットカットが施されるようになり、ダイヤモンドの人気は揺るぎないものになっていきます。 現在主流になっているブリリアントカットは17世紀に発明されたカットです。

「ルビー」

7月の誕生石。宝石言葉は「情熱」。 サファイアと同じく酸化アルミニウムの結晶であるコランダムに属する宝石。 コランダムの中に金属元素の一種である酸化クロムが入りこむと赤く輝くルビーになります。 ルビーの語源はラテン語で赤をあらわす「ルビウス」といわれています。 旧約聖書の中にも登場し、古くから人々を魅了してきた宝石のひとつです。 最高級ミャンマー産のルビーの色は鳩の血の色を表す「ピジョン・ブラッド」と形容されます。

「サファイア」

9月の誕生石。宝石言葉は「慈愛、誠実」。 ブルーサファイアは旧約聖書の中にすでに登場し、また古代ペルシャでは青空を形成した「神に近い石」として信奉されてきました。 中世のヨーロッパではブルーサファイアのリングを着けると神の意思をこの世に伝えることができるといわれ、 ローマ法王や枢機卿たちはこぞって大粒のサファイアを指に嵌めました。 サファイアとはラテン語で青を意味します。


「エメラルド」

5月の誕生石。宝石言葉は「幸福」。 エメラルドの鉱山を所有しエメラルドをこよなく愛していたというクレオパトラ、戦いに赴くときに大粒のエメラルドを持っていったというアレキサンダー大王など、 力を与えてくれる宝石としてエメラルドは多くの権力者たちに愛されてきました。 「傷の無いエメラルドを探すのは、欠点の無い人間を探すのと同じようなものだ」と喩えられるほど天然のエメラルドにはインクルージョン(内包物)や細かい傷があるのが一般的ですが、 それもまたエメラルドの魅力のひとつといえるでしょう。

「パライバトルマリン」

パライバトルマリンが最初に発掘されたのは1989年。 ブラジルのパライバ州で採れたことからパライバトルマリンと名付けられました。 地球の青とも喩えられるネオンブルーの色合いは、たちまち世界的な人気を集めました。 良質で大粒のものは産出量が少なく、需要に供給が追いつかない状況が続いています。 この独特な色合いは酸化クロムと銅によるもの。酸化クロムが強い場合はブルーに、銅が強い場合はグリーンがかったブルーになります。

「アレキサンドライト」

昼間の光の下では美しい緑色に、蛍光灯やロウソクの明かりのもとでは赤色に輝くアレキサンドライトは「宝石の王様」と呼ばれています。 ロシアのウラル山脈で1830年に発見されましたが、発見された日は後のロシア皇帝アレキサンダー2世の12歳の誕生日でした。 皇帝を祝う気持ちからアレキサンドライトと名付けられたこの宝石は、その名にふさわしい価値と美しさを持っています。 アレキサンドライトは変色性の度合いがはっきりとしているものほど価値が高くなります。

「スピネル」

スピネルは由緒正しい宝飾品に多く使われてきた宝石のひとつです。 英国王室の王冠に飾られている黒太子のルビーや、ロシアのエカテリーナ1世の王冠に飾られた赤い宝石は赤いスピネルですが、 近年までずっとルビーであると思われていました。 スピネルには赤、青、紫、ピンク、オレンジ、グリーン、黒など様々なカラーバリエーションがありますが、 その中でも特に赤とブルーのスピネルが評価の高いものとされています。